CAM & シミュレーションソフトのご案内

CAD/CAMは5軸加工機や複合加工機を活用する上で
非常に重要なツールです。
複雑形状のワークはもちろん、それ以外の加工にも
大きなメリットがあるソフトウェアです。
こんなお客様にオススメ
・新しい加工にチャレンジしたい
・加工効率を上げる方法を探している。
・オペレータ育成に時間と手間がかかる。
・機械間の稼働率の平準化を図りたい。
・干渉事故を減らしたい。
CAMとは?

CAMとは、CADで作成した3次元モデルから加工パスを計算するソフトで5軸/複合加工には必須なツールです。
従来のNCコードを手作業で作成する方法は間違いに気づきにくく、時間もかかります。CAMを使用することで
素早く、間違いにくいプログラミングが可能です。
DMG MORIによるCAM導入のメリット
■安心の選定サポート

CAMを検討したいが数が多すぎて 何を基準に選べばいいのか・・・
DMG MORIなら経験豊富なスタッフが機械にあった
CAMを選定いたします!
■導入後の加工立ち上げ

CAMを導入して果たしてターゲットワークが加工できるか・・・・
DMG MORIなら加工エンジニアが最適なCAMを使用して
テスト加工を実施でき、導入後の加工立ち上げも安心です!
■CAMレンタル

CAMを検討したいが使えるかどうかわからない。
高額なだけに効果を実感してから決めたい。
一括購入だけではなくレンタル形式の販売にも対応しています!
- 対応の可否がございますので一度お問合せ下さい
CAMとシミュレーションソフト導入のメリット
■複雑ワーク、煩雑ワークへの対応

複雑形状の加工はもちろん、多くの穴あけやポケット加工が必要なワークに対しても大きな効果を発揮します。
①5軸/複合加工機にはCAMが必須

多軸加工では、機械動作を人間が正確に入力することが難しく、
CAMの使用が有益です。
また、複雑な動きをする機械を加工前にシミュレーションで
確認することができるため干渉事故リスクを
回避しやすくなります。
②5軸/複合以外でもCAM利用が有益

5軸/複合加工機以外でもCAM利用は複雑な加工時に威力を発揮します。
・個別に穴あけの座標を入力する必要がある
・穴径、深さ・・etcなど加工が様々
等の複雑な加工時にCAMを使用すればプログラムを自動で作成できるため
時間の削減、入力ミスを防止できます。
・工具の軌跡シミュレーションにより、プログラムミスの防止。
・プログラム作成の自動化でプログラム時間削減、入力ミス防止。
■加工効率の向上

CAMの導入により様々な高効率加工を行うことができます。
①高能率荒加工
エンドミルの工具長を最大限に活用する渦巻状、トロコイド状の
ツールパスにより、高速加工が実現可能となります。
また、工具負荷の低減により工具寿命を延ばすことができます。
②バレル工具使用

バレル工具は加工時間の大幅な短縮が見込めます。
通常ボールエンドミルで加工していた箇所をバレル工具を使用することにより
加工時間の短縮、工具寿命の延長が期待できます。
【バレル工具とは】
切れ刃が大きなR形状をしている特殊工具をバレル工具といいます。
左の図のように、大径ボールエンドミルで加工するのと同じ効果が得られるため、
加工時間が短縮できます。
・既存工具での高効率加工が可能になります。
・特殊工具を使用した高能率加工が可能になります。
■加工データの蓄積

過去の製品加工データを記録することで、加工ノウハウの
蓄積が容易になります。
また、作業指示書を出力し加工の立ち上げをスムーズに
行うことが可能になります。
①過去の加工データの蓄積と利用

各製品に関わる加工データの蓄積には多くの時間が必要でした。
CAMを導入することにより、加工に必要なNCプログラムは
もちろん工具情報、治具情報などの加工に付随する情報を簡単に
蓄積することが可能となります。
更に、類似ワークを加工する場合はプログラム作成時間を
大幅に短縮することが可能です。
②作業指示書への落とし込み

モデルと加工パス
作業指示書の作成により、加工オペレータへの段取り、加工内容の指示が
容易になります。
また、統一されたフォーマットで指示が行えるため作業標準化に繋がります。
・データ化によりノウハウを蓄積、類似形状への転用は容易になります。
・作業の標準化ができ、作業者によるばらつきを抑えられます。
■工場のソフト面での標準化・モジュラー化
オペレータと機械

工場では様々な種類の工作機械や制御装置が混在します。
この際、すべての工作機械についてNCコードや軸配置、
制御装置の特性について深く理解する
必要がありました。
CAMではポストプロセッサによって各機械に最適なプログラムを
作成することが可能です。
これにより、CAMの操作さえ
習得すれば、工場の全ての機械を扱うことが容易になります。
ワークと機械

CAMではポストプロセッサを用いることで、作成した加工プログラムを様々な制御装置に対応させることが可能です。
これまでは制御装置によってNCコードを書く必要があったため、
制御装置毎にワークを割り振る必要がありました。
CAMを導入することで、保有機を無駄なく活用できます。
・オペレータがすべての機械を使用できるようになります。
・お客様の保有機を無駄なくご活用いただけます。
■シミュレーションソフトで干渉事故を未然に防ぐ
機械干渉事故

プログラムを作成しているのは、私たち人間です。
仕事の状況やチョットした勘違いをすることがあります。
その勘違いの為に干渉事故を起こしてしまう事があります。
サービスセンタへの干渉事故の問い合わせは2020年で1100件
2021年で1045件の問い合わせがありました。
シミュレーションソフト

通常CAMで作成した加工プログラムは、CAMソフト標準の
シミュ―レーション機能を用いて確認します。
この時のシミュレーションは、工具経路(CL)のみで行われます。
確実に干渉事故を防ぐためには、実際に加工するNCプログラムでの
シミュレーションが必要となります。
DMG森精機では、NCシミュレーションソフトとして
CELOS DYNMICpostまたは、VERICUTを
提案させていただきます。
・パソコンでNCプログラムを用いて、機械の干渉確認が出来ます。
・事前にパソコンで干渉確認が出来る為、すぐに実加工をする事が出来ます。