内径クランプのご案内

加工するワークの形状によっては、外周部にクランプする場所が
なかったり、クランプ治具が加工の妨げになることがあります。
そんな時に役立つのが内径クランプです。
内径クランプはワークの位置決め用の穴を使い内側から精度の高い位置決めを行うことができます。

内径クランプとは、切削加工の時に加工の対象物(ワーク)の穴を
用いて固定する治具です。中央のネジを締めるとクランプ部分が広がり、ワークの内径を利用して固定します。
内径クランプを使うメリット
内径クランプはワークの上面や側面にクランプ治具が配置されることがないため、加工する際に邪魔になりません。
また、外周にクランプできる場所がなかったり、外周の公差が大きなワークでも加工済みの内径を利用し高い位置決め精度を実現できます。
加工ツールとクランプの干渉リスク無し!
横押しクランプ部品の場合…


内径クランプの場合…

外径の公差が大きなワークでも、高い位置決め精度
横押しクランプ部品の場合…


内径クランプの場合…

こんなお困りごとはございませんか?
貫通穴不要!下から操作できるタイプ

通常の上から操作するタイプに加えて下から操作するタイプもございます。
本製品を使用することで貫通穴がないワークでも内径クランプを下から操作することでしっかりとクランプすることができます。
また、油空圧等での自動化にも対応可能です。
内径を傷つけないセグメント口金

クランプ部はボールとセグメント口金からお選びいただけます。セグメント口金は加工した内径や、滑らかな内径を傷つけることなくクランプすることが可能です。それに対し、ボールは内径の円精度を気にせずにクランプができます。
HALDER社をお勧めする理由
選べるクランプ部
内径の傷つきを避けるときはセグメント口金
円精度を気にせずクランプしたいときはボール
上/下操作
貫通穴がある場合は上から操作
穴が貫通していない場合は下から操作
下から操作するタイプは油空圧機器を
取り付けると自動化にも対応
圧倒的なストローク長
通常タイプでは得られないストローク幅
穴に合わせた追加工が不要
豊富なラインナップ
豊富な標準ラインナップに加え特注が可能
お客様に最適なサイズをご提案します
内径クランプの選定
操作方法とクランプ部をお選びいただき、お求めの外径の製品をご購入ください。
操作方法の選定
ワークに通し穴がある
→
上側から操作
自動化をしたい
→
下側から操作
クランプ部の選定
内径を加工済なので傷つけたくない
→
セグメント口金付き
若干の圧痕がついてもいい
→
クランプボール付き