MC-Pシリーズを用いた使用事例
金型産業での使用事例

高剛性による安定したクランプ
金型のような高硬度の材質を削る際には、クランプには強いトルクがかかるため安定したクランプを求められます。
しかし、この安定したクランプがなくては、ワークのずれやビビりが発生し加工精度が低減してしまいます。
また、強いトルクの発生を抑制するために送り量を減らしたのでは、時間がかかってしまい生産性の低下を招きます。
このため、高硬度材質の加工には高剛性による安定したクランプ力が要求されます。

MC-Pシリーズの特徴であるコンポジット重厚構造ボディにより高剛性を実現、
重切削でも安定したクランプ力を発揮し、面品位の向上が見込めます。
半導体製造装置での使用事例

高精度5面加工
左図のようにクランプ面積が小さいため、専用の治具がなくとも高精度5面加工が可能です。
段取り替えなしで一次加工と二次加工に対応します。専用治具を使うことで発生する段取りの時間を抑えます。
さらに、5軸マシンバイスのみのワンチャッキング加工を行えるため、クランプ替えや段取りによる時間や取付誤差を低減します。
航空機部品での使用事例

つかみ代が少なく一度に多くの加工面積を確保できることから、クランプ替えや段取りによる加工精度の低下を抑制できます。
⇒ 精度を確保したまま一工程で加工可能

特注ボディの設計も可能でございますので、
・油圧駆動式のタイプ
・本体の長さの変更
・取り付け穴位置の変更
など、お客様のご要望に合わせた最適な形状のバイスを
ご提供いたします。